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2007年11月04日

日露友好ショスタコーヴィチ全曲演奏プロジェクト2007 @日比谷公会堂

井上道義氏がサンクトペテルブルク響を指揮する「日露友好ショスタコーヴィチ全曲演奏プロジェクト2007 」というコンサートに行った。
演目は、交響曲第5番、第6番。大変すばらしい演奏だった。カッコ良かった。これまでにいくつか行った数少ないクラシックのコンサートの中で一番良かった。
私が見たのは2階のE列だったが、弦の響きが本当にきれい。井上氏のサイトで「日比谷公会堂はごまかしがきかない」ということが書かれていたけど、確かに残響が少なく、硬めの音に聞こえる。でも、この方がずっとずっと生の楽器の音がよくわかる。
今サイトを見てみたら、「2階がずっと響きがいいです」とも書かれていて、やっぱりそうなんだ!と思った。ラッキーだったかもしれない。

井上氏はショスタコで一番有名な5番が嫌いだったという。その昔ひどい演奏を見たのと、第4楽章の初めをドンチャン騒ぎみたいにしてしまう演奏が多すぎていやなのだという。その言葉通り、第4楽章の強烈な導入部をとても丁寧に慎重に演奏されていた。それでも迫力は失わずに。素敵でした。幕間にはご本人が「今日はオケが本当にすばらしい演奏をしてくれて、自分の5番に対する認識を変えてくれるのではないかと思う」とおっしゃられていた。「感無量」とも。

日比谷公会堂は、今はコンサートの会場としてはほとんど使われないらしいが、その昔は日本の音楽のメッカだったらしい。自分はもちろん今日が初めてだったが一緒に行った母は45年ぶりに足を運んだという。そのときは、亡き父と一緒にバイオリンの独奏を聞きに行ったのだとか。
音楽の思い出は形に残せないけど、(だからこそ貴重なのだけれど)古い建物はこうした思い出を育んでくれる。僕らの街に、こんな思い出を語れるような建物がどれだけ残っているだろうかと考えると、少し寂しくなってしまう。



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投稿者 zen : 2007年11月04日 22:31

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