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2009年10月24日
プラハ国立歌劇場公演「アイーダ」を見た
大宮ソニックシティホールでプラハ国立歌劇場公演「アイーダ」を見てきました。
初めてヨーロッパの歌劇場のオペラを見ましたが、偶然にも良いできの舞台に当たったのではないでしょうか。総じてブラボー!な公演だったと思います。
- アイーダは本当に凄みも哀愁もあるいい歌唱でした。すごく声がきれいだった。
- ラダメスは歌はすばらしかったけど体型と衣装が力士を連想させました。
- バレエの振り付け/衣装(Tバックでしたね)は肉体を強調しすぎていてあまり好みではありませんでした。なんかボディビルの大会みたいだった。
- アモナズロは一番衣装が似合ってて(ちょっとプロレスみたいだったけど)カッコいいのだけど、もうちょい、もうひとがんばりしてくれたら、という感じ。
- アムネリスは良かったけど、ちょっと単調な気がしました。役がもともとステレオタイプな感じの女性なので、そうなりがちなのかな。
- 巫女がよかった。美しい歌でした。
- 凱旋の場面、カッコいい!白とゴールドで舞台がうめつくされて美しかった。舞台の上手と下手に3台ずつにわかれたアイーダトランペットも良かった。
- オケは音色がきれいで手堅くてすごく好みでした。ただ、ちょっと音量が大きすぎるときがあった。たぶん普段地元の劇場でやってる調子でやったらあそこのホールでは勝手が違ったのではないでしょうか。
- 4幕の1場だったかな、コーラスと神官が舞台裏でやってるところ、指揮者が(たぶん)カメラに向かって振っていました。オケピットがよく見えて、舞台の上を見てオケを見て舞台裏用のカメラも気にしてる指揮者を見てるのはおもしろかったです。
いいなあ、(生の)オペラ。生身の人間の声がここまで行けるっていうのはやはりすごいと思う。
でも、高くてなかなか手を出せないんだよねー。
いつかワーグナーとか見たいんだけどなぁ。