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2005年02月03日

何がお年玉?

2005年の落とし玉 人気デジタルカメラ5機種を“壊れる”まで落としてみた! (其の1):デジタル家電総合情報サイト:Digital Freak

最近、ニュージーランド在住の知り合いがマイミクシに加わった。彼のBlogからたどったのがこのリンク。
世の人がどう考えるかは知らないが、非常に不快なものを感じる。
形あるものは必ず壊れる。だから、不注意でデジカメを落としてしまったり、ぶつけてしまって壊れてしまう。それは仕方がないことだと思う。
でも、この記事の筆者のように、

今回は“壊れる”ことが前提というか“壊す”ことが最大のポイントになるため、いずれも編集部の経費で購入した。つまり、テスト後は新品で買ったカメラがろくに使いもせず一瞬でただのゴミになるのだ。

などと平然と言ってのける神経はいったい何なのだろう。必要もないのに壊すことを前提にモノを購入するなんて、驕りもはなはだしいのではないか。

さらに、

 あまりにも生産性のない企画のため、ダメ元で弊社のお金を牛耳る経理担当の役員と相談したところ、この役員の反応は意外にもかなり乗り気。それで、カメラ購入金額は全部で25万円以上かかるのだが、企画書や決済願など1枚の書類もなく、すんなりと企画にゴーがかかったのだった。

他の人がどう考えるかはわからないが、私はこの会社、何かがおかしいと思う。
面白ければそれでいい、という考えなのだろうか?25万くらい、屁でもないからどんどん壊せ、という考えなのだろうか?

彼らは 、ぼくら日本人が「ゴミ」として捨てているラジカセが、アジアの国でどんなに重宝されているか、考えたことがあるだろうか?
25万円あったら、どれだけの子どもたちが飢えをしのげるか、考えたことがあるだろうか?
もったいない、という言葉を、その概念を知っているだろうか?

そう思ってしまう私は、今の日本の社会では変人なのかもしれない。世間一般の感覚から離れているのかもしれない。
でも、こんなレポート記事、ほんとうにふざけているとしか思えない。金さえあれば何やってもいいんだろうか。

大手ITベンチャーのカルチャーって、ほんとうに情けなくなる。
そう思うのは私だけなのだろうか。

投稿者 zen : 2005年02月03日 01:49

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