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2006年10月09日

カンカラ三線

もう2週間前になるのですが、とあるきっかけで沖縄に行ってきました。
そしてそのときのお土産がこれです。「カンカラ三線」

現地の方が、読谷村にある『琉球体験王国 むら咲むら』というところに連れて行って下さったのですが、そこに「カンカラ三線制作体験」というコーナーがあり、作ってきてしまいました。
下のビデオの場所です。オープンスペースでとても気持ちよいところ。これに映っているお姉さんが丁寧に教えてくれたので、スムーズに作れました。
カンカラ三線の作成工程のビデオ (Windows Media形式のストリームです。)
ビデオが掲載されている元ページはこちら。カンカラ三線キットを扱っているまちだ屋さんのサイトです。

実は沖縄に行く2週間ほど前に、とあるミュージシャンのお宅にお邪魔したのですが、そこではじめてこの楽器を知りました。一見したところ楽器とは思えないルックスに反して、結構しっかり鳴るので驚いたのです。
それ以来、もし機会があればさわってみたい、とは思っていたものの初めて行く沖縄にもちろん当てなどあるはずもなく、行く前にはまさかこんなおみやげを持って帰ることになるとは全く考えていませんでした。本当に偶然の重なりで出会った楽器です。

帰ってきてからというもの、仕事の合間に毎日のように弾いています。(昨日の遠出には渋滞のお供に持っていってしまいました。もちろん運転中は弾きませんよ。)

月並みですが、これを弾くと沖縄にいたときの感じを思い出します。
沖縄は音楽が生活の中に自然に溶け込んでいる土地なのだなあ、と思います。町と人に、ゆったりとした、しっかりしたリズムが宿っているような感覚です。うまく言えないのですが、大きなグルーブが、生活に溶け込んでいる感じ。現地にいるときはあまりそれに気がつかなかったのですが、東京に戻ってきて数日の間、いかに普段の生活が単調で抑揚のないビートに支配されているかということを思い知らされてしまい、このギャップにかなり調子が狂っていました。
思うに、狂っているのは、自分の感覚ではなく、単調で抑揚のないビートに支配された生活のほうでしょう。それこそが現代の都市生活を象徴するものであり、そこに自身の存在価値を見出す人も多いと思うのですが、何か人間にとって本質的でないものに引きづられているのも事実なのでは?
そんなことをあらためて考えました。

機会があればまたぜひ行きたいです。沖縄。

投稿者 zen : 2006年10月09日 11:18

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