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2009年02月21日

「九州列車の旅」展を見た

京橋のINAXギャラリーで開催されていた、「九州列車の旅」展に行って来ました。
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先日久しぶりに会った知人から、「JR九州の列車をデザインをする水戸岡鋭治さんはすごい」という話を聞きました。その数日後、Twitter経由でこの展覧会を知り、ああ、あの話の、と思って気になっていたのでした。
列車の模型が展示されているのかと思いきや、「つばめ」「かもめ」のデザイン画やスケッチ、西陣織の布や車内の居住エリアで使われている様々なパーツに加えて実際の座席もありました。
入り口付近に掲示されていた水戸岡氏の言葉が素敵でした。一部抜粋します。

目的地に一刻も早くつくことだけを考えれば九州の列車には一見どうでも良いものがたくさんある。だが、入り口と出口の間を埋める細かな部分に本気で手間暇かける事がデザインであり、それを思いやって大切に使い切ることが大げさに言うと文化ではないだろうか

展示されていた「作品」は上記の言葉そのままに、列車に乗るところから降りるまでの一連の体験をデザインするという意志と、その実現のためにかけた手間ひまが感じられるものばかりでした。

そういえば「つばめ」と「かもめ」のスケッチの中に裏紙に書かれたものが混じっていました。それも殴り書きではなくてかなりきちんと描き込まれて いるものが裏紙。自分も仕事をするときには裏紙を多用するので非常に親近感を感じてしまいました。やっぱり書く事から始まるよな、と。


投稿者 zen : 2009年02月21日 22:18

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