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2005年02月13日

天才少年&怪人 Part1

昨日、こんな公演を観に行って来ました。<読響> ラザレフのチャイコフスキー五番 ジェヴィツキのピアノ協奏曲 : お知らせ : 読売新聞
実は、昨年かなり久しぶりにクラシックのコンサートを見に行きました。9月に都響の展覧会の絵を。10月には調布市のNPOが主催した市民オペラ(これがすごくよかった...)を。というわけで最近クラシックづいているのです。
今回は東京芸術劇場読響という、(私にとっては充分)ゴージャスな組み合わせです。この時期いくつか候補はあったのですが、連れ(母です)とチャイコフスキーの5番を聞こう、ということになりこの公演を選びました。

前半は、スタニスラフ・ジェヴィツキというまだ17歳の天才少年のピアノで、 "ショパン/ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 Op.11" でした。あんまりコンチェルトって聞かないので、(なんだかピアノとオーケストラが対等に存在するという構図に無理があるような気がして好きではないのです)この曲も初めて聞く曲。曲の好みはともかく、「天才少年」は見ていてなかなか面白かったです。いや、手の動きが速い速い。音の粒も異常なほどそろっているし、まるで機械のよう。早弾きオンリーのギタリストを見ているとサーカスの曲芸を見ているような気分になる、あの感覚に陥りました。ピアノのことはあまり詳しくわかりませんが、すごくうまいのは間違いありません。ただ、若いなあ、とは思いました。

アンコールを3曲もやってくれました。2曲目にリムスキー・コルサコフのくまん蜂をやったのだけど、もう異常な早さで口があんぐり、という状態でした。
3曲目が軍隊ポロネーズだったのですが、それまでの曲にくらべて超絶な部分が少ないせいか、弾きはじめは「あれ?」と思ってしまうくらいおとなしく感じてしまった。それでも後半に行くにしたがってどんどん良くなって、しっかり弾ききってくれました。好きな曲だったのでちょっと得した気分です。

ちなみにショパンのコンチェルトは第2楽章がすごくゆっくりしたテンポで、なんともいい気持ちに...。うーんこれは眠くなるかもね~、と思っていたら、私のまわりで少なくとも4人、いや5人は寝てました。それはそれでやっぱり音楽の力だよなあ。しかもかなり強力な...。

(Part2へ続く)

投稿者 zen : 2005年02月13日 01:52

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